うきうきピアノ楽譜.com

クラシック音楽をメインに楽譜・コンサート情報を提供しています!

ショパン マズルカの難易度・解説

ショパン マズルカ top_004

ショパン マズルカ一覧
ショパン マズルカの難易度・解説
  マズルカ 第1番 Op.6-1
  マズルカ 第2番 Op.6-2
  マズルカ 第3番 Op.6-3
  マズルカ 第4番 Op.6-4
  マズルカ 第5番 Op.7-1
  マズルカ 第6番 Op.7-2
  マズルカ 第7番 Op.7-3
  マズルカ 第8番 Op.7-4
  マズルカ 第9番 Op.7-5
  マズルカ 第10番 Op.17-1
  マズルカ 第11番 Op.17-2
  マズルカ 第12番 Op.17-3
  マズルカ 第13番 Op.17-4
  マズルカ 第14番 Op.24-1
  マズルカ 第15番 Op.24-2
  マズルカ 第16番 Op.24-3
  マズルカ 第17番 Op.24-4
  マズルカ 第18番 Op.30-1
  マズルカ 第19番 Op.30-2
  マズルカ 第20番 Op.30-3
  マズルカ 第21番 Op.30-4
  マズルカ 第22番 Op.33-1
  マズルカ 第23番 Op.33-2
  マズルカ 第24番 Op.33-3
  マズルカ 第25番 Op.33-4
  マズルカ 第26番 Op.41-1
  マズルカ 第27番 Op.41-2
  マズルカ 第28番 Op.41-3
  マズルカ 第29番 Op.41-4
  マズルカ 第30番 Op.50-1
  マズルカ 第31番 Op.50-2
  マズルカ 第32番 Op.50-3
  マズルカ 第33番 Op.56-1
  マズルカ 第34番 Op.56-2
  マズルカ 第35番 Op.56-3
  マズルカ 第36番 Op.59-1
  マズルカ 第37番 Op.59-2
  マズルカ 第38番 Op.59-3
  マズルカ 第39番 Op.63-1
  マズルカ 第40番 Op.63-2
  マズルカ 第41番 Op.63-3
  マズルカ 第42番 Op.67-1
  マズルカ 第43番 Op.67-2
  マズルカ 第44番 Op.67-3
  マズルカ 第45番 Op.67-4
  マズルカ 第46番 Op.68-1
  マズルカ 第47番 Op.68-2
  マズルカ 第48番 Op.68-3
  マズルカ 第49番 Op.68-4



ショパン マズルカ一覧

ショパンは生涯多数のマズルカを作曲しており、作品番号付きのマズルカを49曲、作品番号無しのマズルカを5曲残しています。
マズルカはポーランドの民族舞踊として誕生した音楽であり、野性味を帯び簡素な楽想、気軽な即興性が楽しめる曲として扱われてきましたが、ショパンのマズルカは舞曲としての実用性はやや稀薄で、一般的なマズルカとはかけ離れた印象があります。楽曲の中には感傷的で憂鬱感に満たされ、強い心象風景を掻き立てる作品も存在します。旋律的で優美な性質は、マズルカの概念を押し退け、ショパン独自の世界観を描いています。

曲名 調性 作品番号 難易度
マズルカ 第1番 嬰ヘ短調 Op.6-1 5(中級)
マズルカ 第2番 嬰ハ短調 Op.6-2 5(中級)
マズルカ 第3番 ホ長調 Op.6-3 5(中級)
マズルカ 第4番 変ホ長調 Op.6-4 5(中級)
マズルカ 第5番 変ロ長調 Op.7-1 5(中級)
マズルカ 第6番 イ短調 Op.7-2 5(中級)
マズルカ 第7番 ヘ短調 Op.7-3 5(中級)
マズルカ 第8番 変イ長調 Op.7-4 5(中級)
マズルカ 第9番 ハ長調 Op.7-5 4(中級)
マズルカ 第10番 変ロ長調 Op.17-1 5(中級)
マズルカ 第11番 ホ短調 Op.17-2 5(中級)
マズルカ 第12番 変イ長調 Op.17-3 5(中級)
マズルカ 第13番 イ短調 Op.17-4 5(中級)
マズルカ 第14番 ト短調 Op.24-1 5(中級)
マズルカ 第15番 ハ長調 Op.24-2 4(中級)
マズルカ 第16番 変イ長調 Op.24-3 5(中級)
マズルカ 第17番 変ロ短調 Op.24-4 6(中級)
マズルカ 第18番 ハ短調 Op.30-1 5(中級)
マズルカ 第19番 ロ短調 Op.30-2 5(中級)
マズルカ 第20番 変ニ長調 Op.30-3 6(中級)
マズルカ 第21番 嬰ハ短調 Op.30-4 6(中級)
マズルカ 第22番 嬰ト短調 Op.33-1 5(中級)
マズルカ 第23番 ニ長調 Op.33-2 5(中級)
マズルカ 第24番 ハ長調 Op.33-3 4(中級)
マズルカ 第25番 ロ短調 Op.33-4 6(中級)
マズルカ 第26番 ホ短調 Op.41-1 5(中級)
マズルカ 第27番 ロ長調 Op.41-2 6(中級)
マズルカ 第28番 変イ長調 Op.41-3 6(中級)
マズルカ 第29番 嬰ハ短調 Op.41-4 6(中級)
マズルカ 第30番 ト長調 Op.50-1 6(中級)
マズルカ 第31番 変イ長調 Op.50-2 6(中級)
マズルカ 第32番 嬰ハ短調 Op.50-3 6(中級)
マズルカ 第33番 ロ長調 Op.56-1 7(上級)
マズルカ 第34番 ハ長調 Op.56-2 6(中級)
マズルカ 第35番 ハ短調 Op.56-3 6(中級)
マズルカ 第36番 イ短調 Op.59-1 6(中級)
マズルカ 第37番 変イ長調 Op.59-2 6(中級)
マズルカ 第38番 嬰ヘ短調 Op.59-3 7(上級)
マズルカ 第39番 ロ長調 Op.63-1 6(中級)
マズルカ 第40番 ヘ短調 Op.63-2 5(中級)
マズルカ 第41番 嬰ハ短調 Op.63-3 6(中級)
マズルカ 第42番 ト長調 Op.67-1 6(中級)
マズルカ 第43番 ト短調 Op.67-2 5(中級)
マズルカ 第44番 ハ長調 Op.67-3 5(中級)
マズルカ 第45番 イ短調 Op.67-4 5(中級)
マズルカ 第46番 ハ長調 Op.68-1 5(中級)
マズルカ 第47番 イ短調 Op.68-2 4(中級)
マズルカ 第48番 ヘ長調 Op.68-3 4(中級)
マズルカ 第49番 ヘ短調 Op.68-4 5(中級)

※難易度は「G.Henle」の評価を参考にしています。



ショパン マズルカの難易度・解説

ショパンが作曲したマズルカの多くは「4~6(中級)」の難易度に属しています。
簡素で短くまとめられた曲が多く、3/4拍子の基本リズムと短い小節における強弱表現を使いこなせるならば十分着手できる楽曲です。
第33番Op.56-1、第38番Op.59-3の2曲のみ例外的に上級クラスに分類されますが、これらも極端な超絶技巧を求められるわけではありません。ショパンのマズルカの中では比較的長めの曲となるので、移り変わる転調を意識しながら、楽節毎の緩急・抑揚をいかに響かせるかがポイントとなります。

マズルカ 第1番 Op.6-1

ショパンのマズルカ初の作品、ロンド形式で書かれており、メランコリックで切なさを秘めた旋律が印象的、
主部に続く楽節はff(フォルティッシモ)で緩んだ曲調を引き締め、後半部に現れるsfz(スフォルツァンド)の高音は妖艶な世界を映し出します。

作曲年 1830年
調性 嬰ヘ短調
拍子 3/4拍子
演奏時間 2:40~3:30
難易度 5(中級)

マズルカ 第2番 Op.6-2

ソットヴォーチェ、3/4拍子、3部形式
ため息が出るような切なげなメロディを持ち、中間部には田舎風な踊りを連想させる、短く控えめな楽想が盛り込まれています。

作曲年 1830年
調性 嬰ハ短調
拍子 3/4拍子
演奏時間 2:30~3:00
難易度 5(中級)

マズルカ 第3番 Op.6-3

ヴィヴァーチェ、3/4拍子、3部形式
和声豊かな楽曲、快活なリズムは自然の中で踊る人々の楽し気な情景が連想されます。

作曲年 1830年
調性 ホ長調
拍子 3/4拍子
演奏時間 1:30~2:00
難易度 5(中級)

マズルカ 第4番 Op.6-4

プレスト・マ・ノン・トロッポ、、3/4拍子、3部形式
24小節で書かれた短くシンプルな楽曲、切なく寂し気な旋律が淡々と鳴り響きます。

作曲年 1830年
調性 変ホ長調
拍子 3/4拍子
演奏時間 0:40~1:00
難易度 5(中級)

マズルカ 第5番 Op.7-1

ヴィヴァーチェ、3/4拍子、
「A-B-A-C-A」のロンド形式で進行、
明るく朗らかなAの主部、途中挟まれるCの楽節は変ロ短調で書かれどこか神秘的な印象を与えます。

作曲年 1830年~1831年
調性 変ロ長調
拍子 3/4拍子
演奏時間 2:10~2:50
難易度 5(中級)

マズルカ 第6番 Op.7-2

ヴィーヴォ・マ・ノン・トロッポ、3/4拍子、3部形式
切なく沈み込んだ雰囲気の楽曲、
弔いの印象すら感じさせる冷たい旋律は、中間部にやや快活にひと時の生命力を見せますが、
再現部に戻ると、儚い音色と共に力尽きるように曲を閉じます。

作曲年 1830年~1831年
調性 イ短調
拍子 3/4拍子
演奏時間 3:00~4:00
難易度 5(中級)

マズルカ 第7番 Op.7-3

ソット・ヴォーチェ、3/4拍子、3部形式
低音の静かな序奏の後に、深い悲しみと情熱を共存させた旋律が響き渡ります。
中間部では左手に旋律を移し優雅に進行、再現部は簡略化された主部の旋律を奏で静かに曲を閉じます。

作曲年 1830年~1831年
調性 ヘ短調
拍子 3/4拍子
演奏時間 2:30~3:00
難易度 5(中級)

マズルカ 第8番 Op.7-4

プレスト・マ・ノン・トロッポ、3/4拍子、「A-B-A-B-A-C-A」のロンド形式、
三連符で緩急をつけた明るく飛び跳ねるような音型、この楽節を繰り返した後、Cの短く囁くような楽節を経て主部に戻ります。

作曲年 1830年~1831年
調性 変イ長調
拍子 3/4拍子
演奏時間 1:00~1:30
難易度 5(中級)

マズルカ 第9番 Op.7-5

ヴィーヴォ、3/4拍子
非常に短くまとめられたマズルカ、
4小節の序奏に始まり、そのあとはリズミカルな8小節のフレーズが調を変えて繰り返されます。

作曲年 1830年~1831年
調性 ハ長調
拍子 3/4拍子
演奏時間 0:30~1:00
難易度 4(中級)

マズルカ 第10番 Op.17-1

ヴィーヴォ・エ・リゾルート、3/4拍子、3部形式
きびきびと鳴り響く旋律、中間部はトーンを抑え温かさが滲み出ますが、全体的に優雅さに満たされています。

作曲年 1832年~1833年
調性 変ロ長調
拍子 3/4拍子
演奏時間 2:00~2:30
難易度 5(中級)

マズルカ 第11番 Op.17-2

レント・マ・ノン・トロッポ、3/4拍子、3部形式
悲哀に満ちた旋律が印象的、ドルチェの記号で指示される柔かく優雅な中間部を経て、最後は3連符による旋律で儚く曲を締めくくります。

作曲年 1832年~1833年
調性 ホ短調
拍子 3/4拍子
演奏時間 1:30~2:00
難易度 5(中級)

マズルカ 第12番 Op.17-3

レガート・アッサイ、3/4拍子、3部形式

作曲年 1832年~1833年
調性 変イ長調
拍子 3/4拍子
演奏時間 4:00~5:00
難易度 5(中級)



マズルカ 第13番 Op.17-4

レント・マ・ノン・トロッポ、3/4拍子、3部形式、ショパンのマズルカの中で最も長い曲。
主部の旋律は冷たく、凶々しさどこか不吉な予感を感じさせます。中間部は長調に移り微かな希望の光が垣間見えますがそれも束の間、冷たい世界観を再現して寂しく曲を閉じます。

作曲年 1832年~1833年
調性 イ短調
拍子 3/4拍子
演奏時間 4:00~5:00
難易度 5(中級)

マズルカ 第14番 Op.24-1

レント、3/4拍子、3部形式
独特な音階で旋回する旋律、どこか神秘的でエキゾチックな印象を感じさせます。

作曲年 1834年~1835年
調性 ト短調
拍子 3/4拍子
演奏時間 2:30~3:10
難易度 5(中級)

マズルカ 第15番 Op.24-2

アレグロ・ノン・トロッポ、3/4拍子、3部形式
軽快で躍進的な主部と落ち着きのある中間部で構成されるマズルカ。

作曲年 1834年~1835年
調性 ハ長調
拍子 3/4拍子
演奏時間 2:00~2:30
難易度 4(中級)

マズルカ 第16番 Op.24-3

モデラート、3/4拍子、3部形式
明るく温もりを持った旋律、愛らしく慎ましい印象を与えます。
コーダは8分音符の旋回で優しく曲を締めくくります。

作曲年 1834年~1835年
調性 変イ長調
拍子 3/4拍子
演奏時間 2:10~2:40
難易度 5(中級)

マズルカ 第17番 Op.24-4

モデラート、3/4拍子、3部形式
32分音符または16分音符の細かな装飾を散りばめた美しい旋律、
転調を加えながら進行し、彩り溢れる多様な世界観を映し出しています。

作曲年 1834年~1835年
調性 変ロ短調
拍子 3/4拍子
演奏時間 4:30~5:30
難易度 6(中級)

マズルカ 第18番 Op.30-1

アレグレット・ノン・トロッポ、3/4拍子、3部形式
深く心の奥に突き刺さる哀しみの念が感じられる旋律、中間部は短いですがテンポを上げ、前向きに微かな希望の光を携え進行します。

作曲年 1836年~1837年
調性 ハ短調
拍子 3/4拍子
演奏時間 1:30~2:20
難易度 5(中級)

マズルカ 第19番 Op.30-2

ヴィヴァーチェ、3/4拍子
微かな悲しみを秘めた旋律が3連符の音型と共に鳴り響きます。中間部はやや勇ましく快活に進みます。
開始時の旋律はロ短調ですが、再現部の旋律は嬰ヘ短調で終わる珍しい構成で書かれています。

作曲年 1836年~1837年
調性 ロ短調
拍子 3/4拍子
演奏時間 1:10~1:30
難易度 5(中級)

マズルカ 第20番 Op.30-3

アレグロ・ノン・トロッポ、3/4拍子、3部形式
格式高く優雅さに溢れている、威厳がありどこか貴族的な印象も感じられます。
マズルカ本来の民族的な曲想から少々離れた作風に思えます。

作曲年 1836年~1837年
調性 変ニ長調
拍子 3/4拍子
演奏時間 2:30~3:30
難易度 6(中級)

マズルカ 第21番 Op.30-4

アレグロ、3/4拍子、3部形式
儚く哀愁漂う旋律、全体のスケールが大きく、中間部は主部と対照的で優雅で前向きな印象を与えます。

作曲年 1836年~1837年
調性 嬰ハ短調
拍子 3/4拍子
演奏時間 3:30~4:40
難易度 6(中級)

マズルカ 第22番 Op.33-1

メスト、3/4拍子、3部形式
簡潔でシンプルな構成、どこか瞑想的で、哀しみを秘めた旋律が静かに鳴り響きます。

作曲年 1837年~1838年
調性 嬰ト短調
拍子 3/4拍子
演奏時間 1:30~2:30
難易度 5(中級)

マズルカ 第23番 Op.33-2

ヴィヴァーチェ、3/4拍子、3部形式
煌びやかな音色で満たされた華麗な楽曲、フランスのソプラノ歌手ヴィアルド・ガルシアが独唱編曲版として披露したことで注目を集めた作品。

作曲年 1837年~1838年
調性 ニ長調
拍子 3/4拍子
演奏時間 2:00~2:50
難易度 5(中級)

マズルカ 第24番 Op.33-3

センプリチェ、3/4拍子、3部形式

作曲年 1837年~1838年
調性 ハ長調
拍子 3/4拍子
演奏時間 1:40~2:20
難易度 4(中級)



マズルカ 第25番 Op.33-4

3/4拍子、3部形式
ショパンのマズルカの中でも、スケールが大きく多彩な表情を見せる作品。
主部の旋律は哀愁を帯び、厚みのある伴奏と共に進行します。変ロ長調への転調後はf(フォルテ)でやや苛立った表情を見せますが、中間部は晴れ晴れと穏やかな雰囲気で主部とは対照的な世界観を映し出します。最後は強く訴えかけるような和音で曲を締めくくります。

作曲年 1837年~1838年
調性 ロ短調
拍子 3/4拍子
演奏時間 4:30~5:40
難易度 6(中級)

マズルカ 第26番 Op.41-1

アンダンティーノ、3/4拍子、3部形式

作曲年 1839年
調性 ホ短調
拍子 3/4拍子
演奏時間 2:00~3:40
難易度 5(中級)

マズルカ 第27番 Op.41-2

アニマート、3/4拍子
ショパンがマジョルカ島にて作曲した憂鬱感に満ちた楽曲、音楽評論家のジェームズ・ハネカーはこの曲を「涙を催させるほど悲しい」と評しています。

作曲年 1838年
調性 ロ長調
拍子 3/4拍子
演奏時間 2:00~2:30
難易度 6(中級)

マズルカ 第28番 Op.41-3

アレグレット、3/4拍子、3部形式

作曲年 1839年
調性 変イ長調
拍子 3/4拍子
演奏時間 1:00~2:00
難易度 6(中級)

マズルカ 第29番 Op.41-4

マエストーソ、3/4拍子、3部形式

作曲年 1839年
調性 嬰ハ短調
拍子 3/4拍子
演奏時間 2:00~3:00
難易度 6(中級)

マズルカ 第30番 Op.50-1

ヴィヴァーチェ、3/4拍子、ロンド形式

作曲年 1841年~1842年
調性 ト長調
拍子 3/4拍子
演奏時間 2:00~2:40
難易度 6(中級)

マズルカ 第31番 Op.50-2

アレグレット、3/4拍子、3部形式

作曲年 1841年~1842年
調性 変イ長調
拍子 3/4拍子
演奏時間 3:00~4:00
難易度 6(中級)

マズルカ 第32番 Op.50-3

モデラート、3/4拍子
バロック的な書法が用いられており、冒頭の数小節はバッハの楽曲を彷彿させます。
古典的な印象を強く受けますが、最後はサロン風に曲を締めくくります。

作曲年 1841年~1842年
調性 嬰ハ短調
拍子 3/4拍子
演奏時間 4:30~5:30
難易度 6(中級)

マズルカ 第33番 Op.56-1

アレグロ・ノン・タント、3/4拍子
穏やかで温もりのある楽節から始まり、途中ポコ・ピウ・モッソの速度で軽快な旋律を奏でます。この旋律は転調しながら複数登場し、曲全体に緩急をもたらしながら進行します。

作曲年 1842年
調性 ロ長調
拍子 3/4拍子
演奏時間 4:00~4:40
難易度 7(上級)



マズルカ 第34番 Op.56-2

ヴィヴァーチェ、3/4拍子、3部形式
導入は厚みある和音の連続による音型、トリルを添えながら細かく旋回する旋律が印象的。最後は力強いスフォルツァンドで曲を閉じます。

作曲年 1842年
調性 ハ長調
拍子 3/4拍子
演奏時間 1:30~2:00
難易度 6(中級)

マズルカ 第35番 Op.56-3

モデラート、3/4拍子
この曲は他の作品に見られる情緒を込めた楽曲や詩的な楽想ではなく、どちらかと言えば技巧的な面を押し出した作品と言えます。
大胆な和声進行と半音階の動作が所々に散りばめられている点はショパンのマズルカの中では珍しく、細部に珠玉の演出が施されています。

作曲年 1842年
調性 ハ短調
拍子 3/4拍子
演奏時間 5:20~6:40
難易度 6(中級)

マズルカ 第36番 Op.59-1

モデラート、3/4拍子、3部形式

作曲年 1845年
調性 イ短調
拍子 3/4拍子
演奏時間 3:10~4:10
難易度 6(中級)

マズルカ 第37番 Op.59-2

アレグレット、3/4拍子、3部形式

作曲年 1845年
調性 変イ長調
拍子 3/4拍子
演奏時間 2:20~3:00
難易度 6(中級)

マズルカ 第38番 Op.59-3

ヴィヴァーチェ、3/4拍子、3部形式

作曲年 1845年
調性 嬰ヘ短調
拍子 3/4拍子
演奏時間 3:00~3:50
難易度 7(上級)

マズルカ 第39番 Op.63-1

ヴィヴァーチェ、3/4拍子、3部形式

作曲年 1846年
調性 ロ長調
拍子 3/4拍子
演奏時間 1:50~2:20
難易度 6(中級)

マズルカ 第40番 Op.63-2

レント、3/4拍子、3部形式
ため息が出るような感傷的な旋律、中間部は変イ長調で明るい希望が感じられるますが、すぐに短調に引き戻され、ゆっくり減衰しながら曲を閉じます。

作曲年 1846年
調性 ヘ短調
拍子 3/4拍子
演奏時間 1:40~2:20
難易度 5(中級)

マズルカ 第41番 Op.63-3

アレグレット、3/4拍子、3部形式

作曲年 1846年
調性 嬰ハ短調
拍子 3/4拍子
演奏時間 2:10~2:40
難易度 6(中級)

マズルカ 第42番 Op.67-1

ヴィヴァーチェ、3/4拍子、3部形式

作曲年 1835年
調性 ト長調
拍子 3/4拍子
演奏時間 1:10~1:40
難易度 6(中級)

マズルカ 第43番 Op.67-2

カンタービレ、3/4拍子、3部形式
主部はシンプルな音型とリズムにも関わらず、情緒が深く涙を誘う雰囲気が漂います。
中間部は3連符を加えながらやや飛躍的に進行、そしてソット・ヴォーチェで歌われる儚い旋律を繋ぎに再現部に戻ります。

作曲年 1849年
調性 ト短調
拍子 3/4拍子
演奏時間 1:40~2:20
難易度 5(中級)



マズルカ 第44番 Op.67-3

アレグレット、3/4拍子、3部形式

作曲年 1835年
調性 ハ長調
拍子 3/4拍子
演奏時間 1:20~1:50
難易度 5(中級)

マズルカ 第45番 Op.67-4

アレグレット、3/4拍子、3部形式

作曲年 1848年
調性 イ短調
拍子 3/4拍子
演奏時間 2:30~3:20
難易度 5(中級)

マズルカ 第46番 Op.68-1

ヴィヴァーチェ、3/4拍子、3部形式

作曲年 1829年
調性 ハ長調
拍子 3/4拍子
演奏時間 1:30~1:50
難易度 5(中級)

マズルカ 第47番 Op.68-2

レント、3/4拍子、3部形式

作曲年 1827年
調性 イ短調
拍子 3/4拍子
演奏時間 2:30~3:00
難易度 4(中級)

マズルカ 第48番 Op.68-3

アレグロ・マ・ノン・トロッポ、3/4拍子、3部形式

作曲年 1829年
調性 ヘ長調
拍子 3/4拍子
演奏時間 1:30~2:00
難易度 4(中級)

マズルカ 第49番 Op.68-4

アンダンティーノ、3/4拍子、3部形式

作曲年 1849年
調性 ヘ短調
拍子 3/4拍子
演奏時間 3:10~4:20
難易度 5(中級)
  • 2024年10月9日、記事内容を更新