サティ ジムノペディの難易度・解説

サティ 3つのジムノペディの楽曲一覧

フランス作曲家のサティの代表作「ジムノペディ」は第1番～第3番まで、3つの曲が存在します。
第1番は最も有名で、耳馴染みのある切ないメロディは聴き手の心を揺さぶります。
あまり知られていない第2番、第3番も同様のリズム・速度で進みますが、曲ごとに表情が異なるメランコリックな旋律を奏でます。

※難易度は「G.Henle」の評価を参考にしています。

サティ作曲のジムノペディは「2（初級）」の難易度に分類されています。
運指は優しく、速度も緩やか、初心者でも着手しやすい楽曲となっています。第1番～第3番それぞれ冒頭に添えられた「おそく悩ましげに」「おそく悲しく」「おそく荘重に」の指示を意識しながら表現してみましょう。

レント・エ・ドゥルルー（おそく悩ましげに）、3/4拍子
ゆっくり繰り返されるシーソー型の伴奏と、憂愁の影を纏った儚い旋律が特徴、楽節を忠実に反復する簡潔な書法で書かれています。ピアノの曲で有名な楽曲ですが、オーケストラの演奏としても広く取り扱われます。

レント・エ・トリスト（おそく悲しく）、3/4拍子

レント・エ・グラーヴェ（おそく荘重に）、3/4拍子