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シューベルト「2つのスケルツォ D.593」の難易度・解説

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シューベルト 2つのスケルツォ D.593の楽曲一覧

「2つのスケルツォ D.593」はシューベルトが1817年に作曲した曲、ユーモアを持ち合わせたリズミカルな主部と、優しく上品な中間部で構成されています。スケルツォ第1番はソナチネアルバムの第1巻にも収録されており、ピアノ初級者から中級者の練習曲としても有名です。

曲名 調性 作品番号 難易度
スケルツォ 第1番 変ロ長調 D.593-1 3(初級)
スケルツォ 第2番 変ニ長調 D.593-2 5(中級)

※難易度は「G.Henle」の評価を参考にしています。

シューベルト 2つのスケルツォ D.593の難易度・解説

シューベルトの「2つスケルツォ D.593」は初心者から中級者向けの楽譜となっています。
愛らしい旋律が印象的で、ソナチネアルバムにも収録されているスケルツォの第1番は「3(初級)」の難易度に設定されています。



2つのスケルツォ第1番

アレグレット、3/4拍子、3部形式
小動物が跳び跳ねるような愛嬌ある旋律が特徴、中間部は変ホ長調への転調でガラリと印象を変え優雅で落ち着きのある音色を奏でます。最後は主部の旋律を再掲し童心に帰るような無垢な心持ちで曲を閉じます。

調性 変ロ長調
拍子 3/4拍子
目安演奏時間 3:20~4:20
難易度 3(初級)



2つのスケルツォ第2番

アレグロ・モデラート、3/4拍子
堂々とした開始音はfp(フォルテピアノ)の指示で減衰し、連符とスタッカートを交えた音型で大きな揺らぎを持って進行します。中間部は主部とは対照的で優しく包容力のあるもの、16分音符の小刻みな揺れと共にしっとりと演奏されます。

調性 変ニ長調
拍子 3/4拍子
目安演奏時間 3:30~4:40
難易度 5(中級)
  • 2025年5月17日、記事内容を更新